何気なく始めた会話が、気がづくと会話の雰囲気が悪くなったり、話が途切れてしてしまったという経験はあるのではないでしょうか?そんな時、何が原因で雰囲気が悪くなったのかがわからず、悩んでいる方もいるのでは?せっかくのコミュニケーションの会話で、相手があなたにイラッとしていたら、悲しいですよね。実は、楽しい会話にするためには、相槌のタイミングが重要。なので、相手が腹立つ相槌のタイミングがあることを知れば、職場での会話もスムーズになります。相槌は、相手の承認欲求を満たすためのテクニック。今回の記事で、腹が立つ相槌を知り、円滑なコミュニケーションができる総務を目指しましょう!
円滑なコミュニケーションにするための相槌の概要
以前の記事で、円滑なコミュニケーションにするためのテクニックとして、相槌について紹介しました。相槌の目的は「相手を受け入れている」ということを伝えて、相手の承認欲求を満たすこと。そして、相槌のポイントは4つ、①首の動き②手や腕の動き③顔の動き④リズムです。効果的な相槌に興味がある方は、ぜひ、以下の記事を読んでください。
ただ、どんなに効果的なテクニックも、使い方を間違えると逆効果になることも。例えば、上司に仕事の注意を受けていたのに、いつの間にか注意をされている時の返事で怒られてしまったりなんて経験や光景を見かけたことはあるのではないでしょうか?相手を受け入れるための相槌で、マイナスな印象になるのは残念なこと。できれば、避けたいですね。では、相槌で腹が立ってしまう理由はなんでしょうか?
腹が立ってしまう相槌は2つ
腹が立ってしまう相槌は、大きく分けて二つ。
①タイミングが早い
相槌のタイミングが早いとは、話が終わらないうちに、かぶせ気味になること。タイミングが早いと、話し手は話を取られた気持ちになったり、話を聞いていないと思ったりと、不快な気持ちになります。また、話を最後まで聞かずに、相槌するということは、相手の気持ちを無視していることにも。ちゃんと相手の話を聞いて、相槌を打ちましょう。
②口癖
話を聞きたい気持ちがあるのに、マイナスな口癖で損をしていることも。例えば、「うそー!」と疑っていないのに疑う言葉だったり、「はい、はい、はい」「わかる、わかる」と連続した相槌。共感していることを強調しているつもりが、結果的に逆効果になっては落ち込みますよね。もしかしたら、相手の話にすごく興味があるのに、会話が弾まない人は口癖が原因の可能性も。自分ではなかなか自覚できず、習慣になってしまっているので、口癖が原因の人は意識的に気をつけましょう。では、会話の中で、どんな相槌が不快になるのでしょうか?
不快に感じる相槌の実践例
どんな相槌だと、相手はイラッとするのでしょうか?会話の相手をAさん、聞き手をBさんでご紹介。
【タイミングが早い相槌①】
Aさん「昨日観た映画が、」
Bさん「はい、はい、はい」
Aさん「面白くて、」
Bさん「うん、うん、うん」
Aさん「‥‥」
Bさん「こないだ、私も映画館に行って、面白い映画をみつけたの〜」
Aさん「‥‥」
【タイミングが早い相槌②】
Aさん「こないだの資料の件で聞き・・(たいことがあって)」
Bさんが会話の途中で「聞きたいことがあるのね、何?」
Aさん「この言葉の意味が・・(わからなくて)」
Bさんが会話の途中で「この言葉の意味は、○○だよ。」
上記①②も、Aさんにしてみると、最後まで話を聞いてもらえずに、会話の消化不良を起こしている感じになりますよね?このようにタイミングの早い相槌は、相手をイラッとさせて、ビジネスの場面ではトラブルの原因にもなりかねないので注意が必要。相槌のタイミングで逆効果になることもあります。口癖も同様で、相手を受け入れたい気持ちはあるのに、連続した相槌や疑う言葉の相槌が癖になっていると、相手と会話が弾まならないどころか、人から嫌われるなんてことも。ご自身の相槌を振り返るのも、コミュニケーションのスキルアップには大切なこと。ぜひ、この機会に振り返ってみてください。
まとめ
相手を受け入れたい気持ちを表現している相槌が、タイミングを間違えたり、あなたの口癖で、相手の心に抵抗感を与えてしまうなんてことも。できれば、会話を通じて、相手から好印象を持たれたいですよね。相手に、話をしっかり聞いているということを伝えるためにも、不快に感じる相槌が何かを理解することが聞き上手の近道に。ぜひ、信頼される総務を目指しましょう。
人間関係を改善するコツを身につけたい方、自分らしくありたい方、自分の可能性を広げたい方、以下の記事も参考にしてください。